雨漏りトラブルを防ぐことのできるプロがすすめる屋根・外壁の点検方法
雨漏りは、建物の寿命を縮める重大なトラブルのひとつです。
そのため、雨漏りの発見が遅れると、内装や構造材にまで被害が及び、大規模な修繕が必要になることも。そうした事態を防ぐには、日頃からの点検が重要です。そこで今回は、プロがすすめる屋根・外壁の効果的な点検方法をご紹介します。
まず、屋根の点検では、屋根材のずれや割れ、コケやカビの発生に注目してみましょう。
特に、瓦などは、強風や経年劣化による浮きや破損が起こりやすく、それが雨水の侵入経路になります。地上からでも双眼鏡やカメラでのズーム撮影を使えば、おおよその状態を確認できますが、高所での点検や補修は無理せず専門業者に依頼するのが安全です。
外壁は、ヒビ割れや、塗装の剥がれ、壁を触ると粉がつく現象のチョーキングなどをチェックしましょう。
これらは、防水性能の低下を示すサインで、放置すると雨水が内部へ侵入する恐れがあります。また、窓枠まわりや目地のシーリング材の劣化も見逃せません。硬化や剥がれがある場合は、早めの打ち替えが必要です。
こうした部分の点検は、年に1~2回、梅雨や台風シーズンの前に行うのが理想です。とくに、築10年以上が経過した住宅では、劣化が目立ちやすくなるため、定期的なプロによる点検を受けることで安心感を得ることができます。
雨漏りは、起きてから直すよりも、起きる前に防ぐことが最善策と言えますので、手遅れになる前に、早めの点検・対策を心がけましょう。